[新機能] オンデマンド・トランスコード機能

いつも Castify をご利用いただき、ありがとうございます。Castify の新機能のお知らせです。

Castify のメディアのトランスコード機能がアップデートされ、オンデマンドにトランスコードを処理する基盤によって、より高性能かつ高画質なトランスコードが行えるようになりました。内部的な変更のため、インターフェース上の変更などはありませんので、今まで通りにトランスコード機能をお使いいただけます。

何が変わったのか

従来の Castify では、トランスコード用に GPU を備えた高性能なサーバをキャパシティ確保の観点で維持しており、これによって、ある程度のキャパシティを備えたトランスコード機能を提供しておりました。実際に、これによってキャパシティ不足を引き起こしたことはありませんが、原理上、トランスコード能力が必要となる配信が大量に作成された場合、瞬間的なキャパシティ不足を引き起こす可能性があり、課題となっておりました。

今回、GCP の Cloud Run を利用する形で、トランスコード処理を行うサーバを確保し、そちらで処理を行うようにしました。これによって、瞬間的にサーバを立ててトランスコードを行えるようになったため、実際にトランスコードが必要になったタイミングでのコンピュータリソースの確保を行うようになり、可用性面で大きく改善されることとなりました。また結果的に、GPU でのトランスコードから CPU でのトランスコードに切り替わったことにより、画質についても一定の改善が見られております(ただし、これは弊社が常に保証するものではなく、現状としてこのような形になっており、GCP や Cloud Run の仕様変更によっては、今後形式を変更する可能性もあります)。


Castify では、ライブ配信のインフラストラクチャー・コンポーネントを担うクラウドサービスとして、日々システムの改善を行っておりますので、今後とも Castify を何卒よろしくお願いいたします。

[新機能] 動画インポートによる配信の作成

いつも Castify をご利用いただき、ありがとうございます。Castify の新機能のお知らせです。

今回、動画をインポートし、そこから配信を作成する API および Castify コンソールの画面が追加されました。

使い方

左メニューから、[ストレージ] を選択し、右上の操作より、アップロードを指定します。

動画をアップロードします。Castify がサポートするエンコード形式は現状 H.264 及び AAC であることにご注意ください。

アップロードされた動画のリンクを開き、「操作」より、「このファイルから配信を作成」➔「フォームへ移動」を選択します。

動画をインポートして配信を作成するフォームが表示されますので、これで配信が作成されます。

コンソールから作成する処理を API として呼び出すコマンドの例は、作成ボタンの下に表示されていますので、自身のアプリケーションに作成処理を組み込む際には、このリクエストを組み立てれば、システムとの繋ぎ込みが可能です。

今後とも Castify をよろしくお願いいたします。

[新機能] ライブ配信作成画面のリニューアル

いつも Castify をご利用いただき、ありがとうございます。

Castify コンソール内のライブ配信を作成する画面をリニューアルしました。以前と比較して、映像や音声のトランスコードの指定や、先日リリースした遅延開始オプションの指定などが可能になっています。

また、コンソールから作成する処理を API として呼び出すコマンドの例を、作成ボタンの下に表示しております。これを参考に、自身のアプリケーションに作成処理を組み込みやすくなっています。

今後、この画面から複数のトランスコード指定や、プレビュー画像の作成などを可能にする予定です。

今後とも Castify をよろしくお願いいたします。

[新機能] Broadcast のライブ配信開始を遅延させるパラメーターの追加

いつも Castify をご利用いただき、ありがとうございます。

Castify の Broadcast 作成 API に、ライブ配信の開始を遅延させるパラメーターである、 deferred パラメーターを追加しました。

API ドキュメントの説明にある通り、このパラメータを true にして Broadcast を作成した場合、配信を未スタート状態で作成します。

通常、配信は作成直後からスタート状態であり、メディアの入力の有無に関わらず視聴可能であるとみなされます。このオプションを true に設定すると、メディアの入力が実際に発生するまで配信のスタートを遅らせることが可能です。

これにより、メディアの入力と配信作成のタイミングにズレがある場合でもアーカイブの先頭に余分なギャップが挟まることを防ぐことができます。

また、実際の配信開始まで時間が空いてしまうライブであっても、従来は inactiveTTL の値までしか待つことができませんでしたが、この deferred によって、事前に Broadcast を作成しておいても問題なくなりました。

今後とも Castify をよろしくお願いいたします。

Castify SDK 新バージョンのリリース

いつも Castify をご利用いただき、ありがとうございます。

Castify の SDK の新しいバージョンをリリースしました。

これに伴い、Castify の開発ドキュメントに関しても新バージョンの SDK に合わせて記述を更新しております。

また、Castify SDK を使ったチュートリアルのリポジトリについても更新しました。

それぞれ、SwiftUI Jetpack Compose を利用した iOS, Android のサンプルアプリケーションになっております。

今後とも Castify をよろしくお願いいたします。

[新機能] 視聴 Webhook の負荷軽減 = Playback の事前作成が可能になりました

いつも Castify をご利用いただき、ありがとうございます。

Castify の PLAYBACK_CREATE Webhook は、柔軟な視聴権限を可能にする Webhook ですが、一方で、この Webhook エンドポイントにはユーザーの視聴開始時にリクエストがあるため、突発的な負荷が利用サービス側にかかってしまうという問題がありました。

今回、この問題への対処を可能にするため PATCH /playbacks API をリリースしました。また、ドキュメントサイトに、”視聴 Webhook の突発負荷を避ける” というページを追加しておりますので、合わせてご覧ください。

今後とも Castify をよろしくお願いいたします。

[新機能] 配信リストのリンクを変更しました

本日の更新にて、コンソールの UI を一部変更致しました。

配信リストのリンク、ボタンの位置の変更

配信リスト内の配信詳細に遷移するリンク、及びプレイヤーを起動するボタンの位置を変更しました。

新しい配信リストの UI

従来は、配信タイトルのリンク先を、指定頂いた配信の URL としておりましたが、コンソール内の配信詳細ページへのリンクに変更しました。従来の配信 URL は、その右に外部リンク用のアイコン [↗] を配置しておりますので、そちらから遷移できます。

また、プレイヤーを起動するボタン (▶) は、配信 ID の先頭に移動しました。

お問い合わせメニューの追加

お問い合わせメニューをコンソール内に追加しました。こちらからお問い合わせ頂いた内容については、弊社サポートに届きますので、不具合やご要望等あればお気軽にお問い合わせください。

今後とも Castify をよろしくお願いいたします。

[新機能] ログ表示の日本語化及びデータ使用量表示の適正化

本日のリリースにて、配信のログ表示が日本語化されるようになりました。一部まだ英語表記のものが混じっておりますが、こちらは徐々に出力されなくなる予定です。残件につきましては都度対応を進めてまいります。

また、配信の詳細画面におけるデータ使用量の表示が3ヶ月分のみである旨が表示されるようになり、セレクトボックスも過去3ヶ月分となるようになりました。

不具合やご要望等あればお気軽にお問い合わせください。

今後とも Castify をよろしくお願いいたします。

[新機能] 動画エクスポート機能の追加

新機能の「エクスポート」により、過去に配信したメディアを指定した形式に動画に変換し、ダウンロードできるようになりました。

機能概要

従来存在した「ダウンロード」機能では、動画への変換処理がダイレクトに行われていたため、変換を行いつつダウンロードさせる関係で、トランスコードが毎回掛かる仕様となっており、またダウンロード速度が出ない原因にもなっていました。

エクスポート機能によって、動画への変換処理とダウンロード処理が切り離されるため、高速にダウンロードできるようになり、ダウンロード中にネットワークが切れる等の懸念が少なくなっています。

また、従来「ダウンロード」機能で提供していた動画形式は fMP4 形式となっており、この形式に対応していないプレイヤーでは再生できなかったり、再生が止まったりする問題がありましたが、エクスポート機能では通常の MP4 形式でのダウンロードが可能となりました。これによって、PC に不慣れな方やクリエイター・配信者の方にファイルを提供しやすくなりました。

使い方

配信の個別ページの「操作」のドロップダウンで「エクスポート」を選択することで当機能をご利用いただけます。

ファイル形式を選択して「エクスポートを開始」をクリックすると動画ファイルの生成の処理が予約されます。この変換には数分かかりますが、完了すると、今回新たに追加された「ストレージ」のページからダウンロードできるようになります。

ダウンロード機能は当面廃止されませんが、エクスポート機能で同等のことが可能になっていますので、今後はエクスポート機能の方をご利用頂ければと思います。エクスポート機能に関して、不具合やご要望等あればお気軽にお問い合わせください。

今後とも Castify をよろしくお願いいたします。